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「協力して問題解決」PISAで出題!?-渡辺敦司-

  • 2月28日 (木) 15時00分

PISA(生徒の学習到達度調査)(外部のPDFにリンク)といえば、国際的な学力調査の代表として日本でも高い関心を集めるようになりました。2012(平成24)年実施されたPISA2012の結果は、2013(平成25)年末にも公表される予定になっています。その結果も注目されるのですが、次のPISA2015について、NPO法人「教育テスト研究センター」(CRET)とベネッセ教育研究開発センターが共催した国際シンポジウムで、興味深い報告がありました。新たな科目として「協働型問題解決能力(外部のPDFにリンク)」が出題されるというのです。

2000(平成12)年から3年に1度行われているPISAでは毎回「読解力」「数学的リテラシー」「科学的リテラシー」の3科目が出題されていますが、ほかにオプション科目が出題されることもあります。PISA2009では「デジタル読解力」が実施されました。
実は「問題解決能力」については、PISA2003でも出題されたことがあります。ただし今回は「協働型」というのがミソで、ほかの人と協力して問題解決に当たる力を測ろうというのです。PISAに関わるルクセンブルク大学のサミュエル・グリーフ博士よると、コンピューター上のバーチャル生徒と一緒に、与えられた課題について相談しながら取り組むような場面が出題されると言います。

ところで、PISAを実施する経済協力開発機構(OECD)は、なぜこのようなゲームみたいな科目を出題しようとしているのでしょうか。それはこの協働型問題解決能力が、これからの社会で活躍するために必要となる「21世紀型スキル(外部のPDFにリンク)」を測ることに役立つと考えているからです。
以前このコーナーで、将来の授業がスキル(技能)の育成を重視した《教科横断型》に変わっていくという見方を紹介しました。ただ、協働して問題解決に当たる授業は既に、クラスみんなで意見を出し合ったり、グループで討論したりするような「活用」型の授業として、お子さんの通う学校でも行われているはずです。ドイツ国際教育研究所のジャン=ポール・レーフ上席コンサルタントも「協働型問題解決能力は、日本では最も重視されていると聞いている」と言っていました。

なぜ、協働型問題解決能力をはじめとした21世紀型スキルが国際社会で注目されているのでしょうか。OECDのアンドレア・シュライヒャー教育局次長(事務総長教育政策特別顧問)は国際シンポに寄せたビデオレターで、こう説明していました。「今までは学校で学ぶ知識は《一生モノ》という前提で教えることが、教育の柱でした。しかし今日ではそういった教育内容はグーグルで入手でき、知識の蓄積は仕事をする際に以前ほど重要ではなくなっています。むしろ、考え方・創造性・批判的思考力・問題解決力・判断力が成功のカギを握っており、協働やチームワーク、ICT(情報通信機器)を使っていかに社会と関わり合うかのほうが、より重要です」……実はこれらも、日本が新しい学習指導要領で、大なり小なり育成しようとしているものなのです。


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